JMTSでは、日本で働くための語学教育や職業訓練に加え、
生活指導・社会教育の一環としての環境教育にも取り組んでいます。
その取り組みの一つとして、ミャンマー国内で環境活動や環境啓発を行っている
Golden Dowa EcoSystem Myanmar 様をお招きし、
全学生を対象とした環境講義を実施しました。
本講義は今後も年に数回の継続実施を予定しています。
環境専門の企業様にお越しいただき講義を行いました
日本での生活に必要な知識としての「ゴミ分別」
本来この講義は、日本で生活するうえで必要なルールを事前に学ぶことを目的として企画しました。
日本では、ゴミの分別が生活の基本であり、これを理解していないと、近隣トラブルや生活上の不安につながることもあります。
講義では、次のような点を学生にも分かりやすく説明していただきました。
- なぜゴミを分別する必要があるのか
- 日本ではどのように分別されているのか
- ミャンマーとの違いはどこにあるのか
日本語で日本のゴミ分別についての授業を実施
学生の反応|「初めて知ること」が意識の変化につながった
講義後、多くの学生から
「初めて知ることが多かった」「今まで考えたことがなかった」
といった声が聞かれました。
特に印象的だったのは、環境の取り組みを通して、学生自身の考え方が変化したことです。
- 無駄なものを減らそうとする「節約」の意識
- 「不要なものは捨てる」のではなく、「回収する」という発想
- 自分の行動が社会につながっているという気づき
環境教育が単なる知識ではなく、
日々の生活の考え方そのものに影響を与えていることを実感しました。
学校内での実践|プラスチック・ペットボトル分別からスタート
講義後は、学校内に分別用のゴミ箱を設置し、
まずはプラスチックとペットボトルの分別から取り組みを開始しています。
JMTSでは、「聞いて終わり」ではなく、
学校生活の中で実際に行うことを重視しています。
毎日の小さな行動を通して、次のような姿勢を自然に身につけていくことを目指しています。
これらは、日本で働く準備にもつながる大切な要素だと考えています。
学校内で分別用のゴミ箱を設置しました
取り組みの位置づけ|生活指導・就労準備・社会教育として
この環境教育は、JMTSにとって次の3つの意味を持っています。
- 生活指導
日本での生活ルールを理解し、トラブルを未然に防ぐため
- 日本で働く準備
職場や地域で信頼される行動を身につけるため
- 社会教育
自国や世界の環境について考え、社会の一員としての自覚を持ってもらうため
当初は「日本の生活に必要だから」という理由で始めた取り組みでしたが、
講義を通して、
ミャンマー国内でも環境意識を広げていきたい
という想いが、JMTSとして明確になりました。
JMTSから、少しずつ社会へ
JMTSでは、大きなことを一気に変えるのが目的ではなく、
学校という小さな場所から、学生一人ひとりの意識が少しずつ変わり、
それが将来、家庭や地域、社会へと広がっていくことを目指しています。
そのきっかけをつくることも、
人材育成に関わる機関としての大切な役割だと考えています。
今後も外部企業との連携を通じて、語学・技術・人間性に加え、
社会性を備えた人材育成に取り組んでまいります。