日本企業にとって外国人材を受け入れる際、仕事面だけでなく「生活習慣や宗教の違い」も重要な確認事項です。
本記事では、JMTSが送り出すミャンマー人材が持つ生活習慣や価値観、食文化などをわかりやすくご紹介します。
実際の受け入れ企業様の声も踏まえ、「配慮の必要度」についてもお伝えします。
🧘♂️ 宗教|約90%が仏教徒。穏やかで礼儀を重んじる文化
ミャンマー国民の約9割は上座部仏教徒です。
仏教は日常の考え方や行動に深く根づいており、人々は以下のような価値観を大切にしています:
- 年上や上司を敬う、“縦の関係”を重視する文化
- 礼儀やあいさつ、おじぎの習慣がある(日本文化に近い)
- 困っている人を助ける、人のために行動する精神
また、大切な祭日にはパゴダ(仏塔)へお参りに行く習慣があります。
仏教行事への参加を希望することもありますが、業務に支障をきたすことはほとんどありません。


🍚 食文化|宗教や地域により多少の違いあり(基本的に柔軟)
ミャンマーの食文化は、米を中心にした東南アジア的な料理が主流です。
香辛料や油を多く使いますが、日本食にも柔軟に適応できる人が多く見られます。
▶ 食に関する注意点(受け入れ側の配慮レベル)
- 豚・牛肉を食べない人もいるが、ほとんどの人は本人が自分で管理します
- アレルギーや宗教的禁忌に関しても、事前に説明すれば柔軟に対応できます
- 本人たちは自分で食事に気をつける意識が高いため、企業側が過剰に気を使う必要はほとんどありません
- 外食業勤務で牛肉や豚肉、お酒の試食試飲がある場合は、面接時に本人に直接確認することを推奨します。


🍻 若者文化|伝統を守りつつも“現代的な変化”も進行中
かつては「ミャンマー人はお酒を飲まない」と言われていましたが、近年では若者層を中心に変化が見られます。
休日に友人とビールを飲んだり、SNSを活用した情報収集など、日本の若者と近い感覚を持つケースも増えています。
- 伝統:家族を大切にし、仏教の教えに基づいた道徳観
- 現代:SNS・YouTubeなどで情報に敏感、海外志向が強い
- 教育:受け身よりも「考える力」を育てることが今後の課題
JMTSでは、日本社会とのギャップを最小限にするため、生活ガイダンスや道徳教育も行っています。
「違い」よりも「似ている点」は?
ミャンマー人材は、日本人と共通する価値観を多く持っています。
- 礼儀や年功を重んじる
- 助け合いの精神がある
- 食事や宗教の習慣も柔軟に対応可能
文化的な違いはありますが、「丁寧な説明と信頼関係」を築くことによって、ミャンマー人にとっても日本企業にとっても良い関係性の構築につながります。
JMTSでは、受け入れ企業様の不安を解消し、安心して導入いただけるよう、今後も現地の情報を継続的に発信してまいります。