JMTS Toshin Japanese Language & Training School
2025-05-21

ミャンマー人材の特性について|まじめさと柔軟性を備えた若者たち

JMTSでは、これまで300人ほどのミャンマー人材を日本企業様へご紹介させていただきました。
実際に受け入れた企業様からは「まじめで一生懸命」「指示をきちんと守る」「笑顔で挨拶ができる」といった評価をいただいています。
本記事では、ミャンマー人材の”人柄”を具体的にご紹介します。

🧑‍🏫 国民性・性格傾向は?「まじめ」「素直」「人懐っこさ」

ミャンマーは仏教国で、日常的に「お年寄りを敬う」「人に優しく振る舞う」という価値観があります。
そのため、以下のような特性が現場で高く評価されています:

* 礼儀正しく、指示に従う
* 団体行動に慣れており、協調性がある
* 勤勉で責任感が強い
* 日本文化やマナーに対してミャンマーとも似ている部分がある

企業様からは「一度任せると最後まで責任をもってやり遂げてくれる」という声も頂いています。

その一方で、責任感の強さから、人前で怒られてしまった時に、「業務を間違えてしまった」と自分を責めてしまう傾向もあります。何かを注意する際は、人前で怒ることは避けた方が本人も落ち込まず業務に邁進できる傾向があります。

📚 日本語レベルの目安|N4~N3を基準に育成

JMTSでは、日本語能力試験(JLPT)のN4合格レベルは必須、日本へ入国時はN3相当の会話力、を目指しています。

🔸 N4レベルの特徴:

* 日常的な会話(あいさつ、自己紹介、基本的な指示など)が可能
* ひらがな・カタカナ・簡単な漢字を読める
* ゆっくり話せば、日本語での意思疎通ができる

🔸 N3レベルの特徴:

* ビジネス的な指示内容がわかる
* 相手に意見を伝えることができる
* 日本語で支障なく生活ができる

さらに、出国前にはロールプレイや職場シミュレーションを通して、より実践的な会話力・理解力を育成しています。

🛐 生活習慣・宗教|仏教をベースにした穏やかな気質

ミャンマー人の多くは仏教徒で、争いごとを避ける穏やかな気質が特徴です。


* 宗教:仏教徒が中心で、断食や礼拝などはありません(業務に支障なし)
* 食文化:香辛料や油を多く使う料理が多いですが、日本食にも比較的順応しやすいです。人によって、牛や豚を食べないケースもありますが、個人によって異なります。

また、信仰心から「家族や親を大切にする」文化があり、日本の“和を重んじる職場”にも似ている部分があります。

宗教的なお祈りは、自宅で朝や夕方、自分の生活スタイルに合わせて、仏教の法典を読んだり、ラジヲを聴いたりします。

🔎 “人柄”を重視する企業にこそ

日本の現場では「スキル以上に、人柄や誠実さ」が求められる場面が多くあります。
ミャンマーの若者たちは、そうした企業文化に自然に寄り添える素質を持っています。JMTSでは、こうした特性を最大限に引き出しながら、教育と支援を行っていきたいと思います。